銘・精選

NEWS1 流氷期に入った漠河区間全域、下流に「跑氷排」の景色広がる 黒竜江省


「跑氷排」の壮観な風景が広がる黒竜江の漠河区間(写真提供・漠河市委員会宣伝部)。


 黒竜江省漠河市ではこのほど、最低気温が零下15度を下回った。気温低下が続くにつれて、黒竜江の漠河区間など省内を流れる複数の河川が次々と流氷期に入っている。上空から見下ろすと、川面には様々な形の結氷や氷花(シガ)、氷塊が下流に向かって流れており、互いにぶつかり合う音が絶えず響き渡り、壮観な風景が広がっている。人民網が報じた。

 流氷が流れる川の状態は、俗に「跑氷排」と呼ばれている。流氷期とは、北部にある河川が平常期から凍結期へと過渡するシーズンを指す。漠河市内を流れる河川では、毎年4月中・下旬と10月中・下旬に流氷期を迎える。秋の流氷期が始まると、1ヶ月以内に、黒竜江の漠河区間は完全に凍結する。

NEWS2 中国航空ショーのマスコットキャラクター「星宝」がお披露目



 広東省珠海市で11月8日から13日までの6日間にわたり開催予定の第14回中国国際航空宇宙博覧会(中国航空ショー)のマスコットキャラクター発表セレモニーが10月30日、同市で開催され、マスコットキャラクター「星宝」がお披露目された。

 「星宝」のデザインは、北京冬季五輪で大人気となったマスコットキャラクター「氷墩墩(ビンドゥンドゥン)」のデザインを担当した広州美術学院のチームが担当。パンダや地球、宇宙、青空といった要素を取り入れており、かわいくて元気なパンダのイメージがうまく引き出されているほか、「陸・海・空・衛星・通信」をカバーする航空ショーと青空、白い雲といった珠海の要素がうまくコラボレーションしている。

 珠海国際航空ショーセンターで開催される第14回中国航空ショーには、オンラインとオフラインで、43ヶ国・地域の740機関が出展を予定しており、室内展示面積は10万平方メートル。飛行機110機が展示されることになっている。「陸・海・空・衛星・通信」の分野の世界最高レベルの航空・宇宙飛行関連の新製品がお披露目される。また、非常にハイレベルなデモンストレーションフライトや地上設備を使った陸・空一体デモンストレーションが行われ、豪華な顔ぶれで、非常にリアルな実戦体験が提供される。その他にも、約200会場で会議・フォーラム・イベントが開催され、世界の航空・宇宙飛行産業発展の未来図を展望することができる。新設された珠海宇宙センターは、「永遠に閉幕しない」航空ショーを積極的に構築していく計画だ。

NEWS3 卓球のWTTカップファイナルズで中国がシングルスの金メダルを独占



 卓球のWTTカップファイナルズの決勝戦が10月30日夜、河南省新郷市で開催。10月19日から23日にかけて澳門(マカオ)特別行政区で開催されたWTTチャンピオンズと同じく、女子シングルスでは中国の孫穎莎選手、男子シングルスでは王楚欽選手が優勝した。

 女子シングルス決勝では、中国の孫穎莎選手と陳夢選手が激突。孫選手が4対3で勝利して、優勝を決め、1位から4位までを中国勢が独占した。

 また男子シングルス決勝では、中国の王楚欽選手が日本のエース・張本智和選手と激突。王選手が4対2で勝利し、優勝を決めた。王選手は2022世界卓球選手権団体戦(成都大会)、澳門WTTチャンピオンズ、そして今大会と、1ヶ月で3枚の金メダルを獲得した。

NEWS4 青蘭高速道路に海峡横断レーン8車線が新たに追加 山東省青島


青蘭高速道路の双埠-河套区間にある女姑口特大橋の閉合工事現場。膠州湾海域を跨ぐ全長3167.5メートルの女姑口特大橋(10月30日、ドローンによる撮影・李紫恒)。


 国家高速道路ネットワークの重要な構成要素のひとつである、山東省青島市と甘粛省蘭州市を結ぶ青蘭高速道路の双埠-河套区間にある女姑口特大橋の閉合工事が30日に無事完了し、同高速道路拡張プロジェクトの海峡横断区間が全線開通した。同プロジェクト開通後、青蘭高速道路に海峡横断レーン8車線が新たに追加され、青島膠東国際空港との立体的な交通接続機能が格段に高まるとみられている。新華網が伝えた。

NEWS5 西寧と成都を結ぶ高速鉄道の工事が全線でスタート



 中国国家鉄路集団有限公司(以下、「国鉄集団」)によると、10月29日、青海省西寧市と四川省成都市を結ぶ高速鉄道の海東西‐黄勝関区間の建設が始まった。これは、区間ごとに建設されている同高速鉄道の全線で工事が始まったことを意味している。

 同高速鉄道は、西寧市の西寧駅と成都市の成都東駅を結び、全長836.5キロ。29駅が設置される計画で、設計速度は時速200キロとなっている。

 同高速鉄道は4区間に分けて建設が進められている。うち西寧‐海東西区間、青白江東‐成都東区間はすでに開通しており、それぞれ蘭新高速鉄道(甘粛省蘭州市-新疆維吾爾<ウイグル>自治区烏魯木斉<ウルムチ>)と陝西省西安から成都までの高速鉄道と接続されて運行している。建設中の黄勝関‐青白江東区間は、建設中の成都から蘭州への高速鉄道と接続されて運行する計画となっている。今回着工した海東西‐黄勝関区間の本線の全長は502.5キロで、工期は7年半を予定。全線の80%を高架や橋、トンネルなどが占めている。青海省黄南蔵(チベット)族自治州に位置する甘青スーパーロングトンネルは全線で制御工学が採用され、青海省海東市に位置する東祁連山トンネル、甘粛省甘南蔵(チベット)族自治州に位置する則岔トンネル、四川省阿壩蔵(アバ・チベット)族羌(チャン)族自治州に位置する包座トンネルは、全線が重点・難点プロジェクトとなっている。

 西寧市と成都市を結ぶ高速鉄道は、中国の「八縦八横」高速鉄道網のうちの甘粛省蘭州市、青海省西寧市と広東省広州市を結ぶ蘭(西)広ルートの一部で、全線が開通すると、沿線の住民の移動が非常に便利になり、蘭州・西寧都市群と成都・重慶都市群の交流がさらに活発になるほか、「シルクロード経済ベルト」や「長江経済ベルト」のコネクティビティがさらに強化され、沿線の経済、社会発展が促進され、農村振興がバックアップされると期待されている。

NEWS6 中国で空の冬・春ダイヤ開始へ 国際線の就航や運航再開相次ぐ

 10月30日より、中国の民用航空は2022年冬・春シーズンの運航計画を実施する。中国東方航空は路線ネットワーク配置の最適化と調整を引き続き行ない、旅客の移動の選択肢を増やすという。

 東方航空によれば、中国の国内路線の旅客輸送については、シーズンと市場ニーズの変化を踏まえて、2022年冬・春ダイヤでは夏・秋ダイヤにはなかった北京(大興)-三亜、杭州-深セン、北京(大興)-大連など22の新規路線を開設する。国際路線の旅客輸送については、冬・春ダイヤでは毎週、上海(浦東)とトロント、ニューヨーク、パリ、フランクフルト、オークランド、シドニーなどを結ぶ42の国際路線を運航する計画だ。

 また、中国南方航空によると、最近は国際路線と香港・澳門(マカオ)・台湾地区路線が秩序よく回復してきた。10月20日時点で、複数の人気路線が運航を再開した。これには武漢-イスタンブール/香港、烏魯木斉(ウルムチ)-アルマトゥイ/ビシュケク/ドゥシャンベ/タシケント、深セン-モスクワ/ドバイ、広州-ドバイ/ロンドン/フランクフルト、瀋陽-ソウル/香港など13路線が含まれる。

 春秋航空は今回のダイヤ改正で新たに17路線を開設し、6路線の運航を再開する。主な出発都市は大連、瀋陽、石家荘、揚州(泰州)など同航空の拠点都市に集中する。また、新たな就航都市として蕪湖が加わった。

NEWS7 ソウル雑踏事故、習近平国家主席が韓国の尹錫悦大統領に見舞い電報

 習近平国家主席は30日、韓国・ソウルで雑踏事故が発生し、多数の死傷者が出たことを受けて、同国の尹錫悦大統領に見舞い電報を送った。新華社が伝えた。

 習主席は「韓国の首都・ソウルで雑踏事故が発生し、多数の死傷者が出た事を知り驚いている。私は中国政府と中国国民を代表して、亡くなられた方々に深い哀悼の意を表し、遺族の方々に心からお悔みを申し上げ、負傷された方々に心からお見舞いの意を表する。今回の事故では中国国民が数名死傷した。韓国側が全力で治療と善後処置にあたることを希望する」とした。

NEWS8 中日青少年漫画コンクール、漫画を通して杭州アジア競技大会にエール

 在名古屋中国総領事館は23日、愛知県日中友好協会や岐阜日中文化交流協会と共同で、「中日青少年漫画コンクール2022」の表彰式を開催した。中日国交正常化50周年を記念し、第19回アジア競技大会(杭州)を応援する同コンクールには、中日の青少年約300人が作品を投稿した。

 コンクールは、日本の中部6県(愛知、岐阜、三重、富山、福井、石川)、中国浙江省杭州市や上海市、北京市といった地域の小中高生が応募対象で、中国と日本の専門家の審査により、一等賞、二等賞、三等賞の計60人が選出された。

 在名古屋中国総領事館の楊嫻領事は挨拶の中で、「昨年以来、世界の注目を集めた東京五輪や北京冬季五輪が成功裏に開催され、中日友好の感動のエピソードが次々に誕生した。来年は、中国の杭州で第19回アジア競技大会が、2026年には愛知県名古屋市で第20回アジア競技大会が開催されることになっている。中日の民間友好の感動のエピソードが浙江省でも誕生し、浙江省杭州、愛知県名古屋、岐阜県がアジア競技大会を架け橋とし、友好協力を強化し、ウィンウィンの発展を実現することを願っている」と語った。

 杭州アジア競技大会の組織委員会の副秘書長を務める杭州市の陳衛強副市長は、オンラインで挨拶を行い、アジア競技大会の準備の進展について紹介したほか、「当市は長い歴史を誇り、自然が美しく、西湖の文化的景観、京杭大運河、良渚の考古遺跡群という3つの世界遺産がある。中日の国交が正常化して以来、杭州は日本の各地と、成果に富む交流や協力を展開してきた。当組織委員会は、愛知・名古屋アジア競技大会組織委員会と共に、相互協力に係る覚書を締結した。来年、日本各界の人々が杭州で一堂に会し、盛典を楽しむことを歓迎する。また、アジア競技大会を契機に、両国の国民の相互交流が促進され、共にアジアオリンピックスポーツの繁栄、発展を推進することを願っている」と語った。

NEWS9 2022東京国際映画祭・中国映画週間「ゴールドクレイン賞」発表


「2022東京国際映画祭・中国映画週間ゴールドクレイン賞授賞式」オープニング演目の「孫悟空」(10月25日撮影・呉穎)。


 第35回東京国際映画祭の中国映画週間が10月25日に日本の東京で閉幕し、「ゴールドクレイン賞」授賞式が行われた。「独行月球(月で始まるソロライフ)」、「古董局中局(アンティークゲーム)」など多くの優秀な中国映画と監督と俳優が受賞した。人民網が報じた。

 第35回東京国際映画祭は10月24日から11月2日まで開催される。同映画祭の提携企画である中国映画週間は、10月18日から25日まで東京で開催された。

NEWS10 中日友好都市青少年オンラン交流事業の特設コーナー、人民網でリリース



 中国人民対外友好協会と中日友好協会が主催し、人民網が共催する「友好都市 共に未来へ」をテーマにした「友好都市青少年オンライン交流事業の日本語版特設コーナーが29日、人民網でリリースされた。

 同イベントは、中日国交正常化50周年記念イベントの一環。オンラインで「バーチャル相互訪問」を展開することで、両国の友好都市の青少年に相互理解と親睦を深めてもらい、中日友好都市交流と協力の質の高い発展を促進し、新時代のニーズにマッチした中日関係を築くために良い雰囲気作りをするのが狙いだ。

 同イベントの展開が5月に始まって以来、中国各地が日本の友好都市と連携し、青年を主体として、オンラインで「バーチャル相互訪問」を展開してきた。そして、青年の視点から、友好都市の様子を伝え、友好都市の魅力を発掘し、友好の物語を書き綴ってきた。現時点で、友好都市約50組がさまざまな形でイベントを実施した。


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