銘・精選

NEWS1 中国1-8月の完成車累計輸出入総額が前年比14.5%増

 中国自動車工業協会が25日に明らかにしたところによると、2023年1-8月には、中国の完成車輸入総額が累計で前年同期比14.5%増加した。同期の完成車輸出額が前年同期より急増した。中国新聞社が伝えた。

 同協会がまとめた中国税関総署の統計データを見ると、8月は前月に比べて完成車の輸入額は小幅に増加し、輸出額は小幅に減少した。前年同期と比較すると、輸入額は小幅に減少し、輸出額は急増した。

 8月の完成車輸出入総額は前月比0.2%増、前年同期比7.9%増だった。そのうち輸入額は前月比7.2%増、前年同期比8.4%減、輸出額は前月比2.3%減、前年同期比15.8%増だった。

 また1-8月の完成車輸出入総額は同14.5%増加した。そのうち輸入額は同19.5%減、輸出額は同35.1%増だった。

NEWS2 ビジネス環境最適化経験交流会2023が内蒙古で開催



 人民網、内蒙古(内モンゴル)自治区発展・改革委員会、鄂爾多斯(オルドス)市人民政府が共催するビジネス環境最適化経験交流会2023が今月22日、同自治区オルドス市で開催された。

 交流会には中国政策科学研究会(CAPS)会長で人民日報社の元副編集長の馬利氏、人民網の董事長兼総裁の葉蓁蓁氏、オルドス市の党委員会副書記で市長の杜匯良氏、同委の馬文副主任らが出席した。

 馬利氏はあいさつの中で、「今回の交流会開催の意義は、十分な意見交換を行い、ビジネス環境の最適化の取り組みの中で経験と教訓を総括し、視点と方法をぶつけ合い、業務メカニズムを刷新し、ひいては効果的な普及推進の経験を積み上げることにある」と述べた。

 葉氏はあいさつの中で、「今回のイベントを通じて、各地のビジネス環境最適化の経験・成果をより一層掘り起こし、共にサポートしあって市場化、法治化、国際化したトップレベルのビジネス環境を作り上げたい」と述べた。

 杜氏はあいさつの中で、「今回の交流会をきっかけに、オルドス市は市場化、法治化、国際化の目標をしっかりと見据えて、ビジネス環境の難関攻略とブレークスルーを持続的に展開し、今後3-5年にわたる努力を通じて、市全体のビジネス環境が全国トップレベルへの躍進を実現し、5年以内に国内総生産(GDP)が1兆元(1元は約20.4円)クラスの都市の仲間入りを果たすことを目指す」と述べた。

 馬文氏は、「内蒙古は企業に関わるサービスの規範化、効率化、円滑化をさらに推し進め、市場の監督と法治による保護の水準をさらに引き上げ、企業誘致・資本導入と人材の集積をさらに加速させる」と述べた。

 交流会の会場で、人民網による「ビジネス環境最適化 市場活力活性化」意見・提言募集内蒙古ルートが正式に開通した。

NEWS3 「中国系企業日本市場金融サービス交流会」が東京で開催


東京のホテルニューオータニで開催された中国系企業日本市場金融サービス交流会(写真提供・中国銀行東京支店)。


 中国銀行東京支店が主催する「中国系企業日本市場金融サービス交流会」が今月12日、東京のホテルニューオータニで開催された。在日本中国大使館政治部の張漪波公使参事官、中国銀行東京支店の辺済東支店長、在日中国企業協会の王家馴会長、中国国際貿易促進委員会駐日本代表処の史銘首席代表、中国人民銀行東京代表処の欧洪首席代表、中国国際航空公司日本支社の馮力総経理らゲストのほか、在日中国系機関の主な責任者や最高財務責任者(CFO)ら150人以上が出席した。人民網が伝えた。

 張公使参事官は挨拶の中で、「今年は、『中日平和友好条約』締結45周年であり、中国の改革開放45周年でもある。中日関係が過去を受け継いで、将来のさらなる発展のために未来を導き拓いていく上で重要な歴史的節目となる年だ。双方は、初心を忘れず、協力の信念を固く守り、外部の干渉を排除し、両国のビジネス分野の交流回復を加速させ、両国の貿易・投資協力の持続的な深化を推進し、さらにハイレベルの優位性の相互補完と互恵・ウィンウィンを実現すべきだ。近年、中国が金融分野の市場開放を拡大させ続けるにつれて、中国の金融企業は海外進出の歩みを加速させている。中日の金融協力が深化し続け、特に中日間の人民元クロスボーダー貿易決済業務が力強く発展している。今回の交流会が多大な成果を挙げ、中国系企業の日本における発展の後押しとなることを期待している」とした。

 主催者代表である辺支店長は、人民元のグローバル化の現状や中国銀行東京支店の業務範囲を紹介したほか、「中国銀行東京支店は今後も、サービスのレベルアップに力を入れ、全面的にリスクマネジメントを強化し、社会的責任を積極的に担い、顧客と共に成長し、社会と共に発展し、顧客と共に、新たな競争の場において、輝かしい成果を収めることができるよう取り組んでいく」とした。

 王会長は挨拶の中で、「中国銀行東京支店は設立以来、全方位的で、マルチルートの業務・交流を積極的に展開し、経済・金融の発展を着実に促進し、社会各界から高く評価されている」とした。

 また史首席代表は挨拶の中で、「現在、中日関係は複雑で困難な局面に直面しており、企業は民間経済の役割を十分に果たし、経済を以て政治を促し、民を以て官を促すべきだ」と指摘した。

 今回の交流会は、在日本中国大使館、在日中国企業協会、中国国際貿易促進委員会駐日本代表処が後援。中国銀行本店、中国銀行香港特別行政区支店及び東京支店の専門家を特別ゲストとして招き、人民元クロスボーダー現地直接決算、利率、為替ヘッジなどの業務の紹介が行われ、参加者の間で高い評価を得た。

 1986年7月18日に設立された中国銀行東京支店は、日本市場に先陣を切って進出した中国の金融機関で、日本において円現地直接決算機能を備えた初の中国系銀行となった。日本における人民元業務クリアリングの取扱いを開始してから5年間にわたり、中国銀行東京支店は現地人民元業務のインフラ整備、市場育成、人民元業務・製品体系の充実化と普及に力を注ぎ続け、中国政府の人民元グローバル化戦略を後押しするために貢献し続けている。

NEWS4 AIIBの「友人の輪」が109ヶ国・地域に拡大



 アジアインフラ投資銀行(AIIB)が26日に発表した情報によると、AIIB第8回理事会年次総会がこのほどエジプトのシャルム・エル・チェイクで開催され、エルサルバドル、ソロモン諸島、タンザニアの加盟申請を承認した。新華社が伝えた。

 これでAIIBの加盟メンバーは109ヶ国・地域に拡大し、世界の人口の81%と国内総生産(GDP)の65%をカバーした。

 年次総会は「グローバルな挑戦の下での持続可能な成長」をテーマに、インフラ発展分野の重要なニーズを巡り、多国間協力が経済成長の促進、地域のコネクティビティの推進、世界共通の課題への対応などで果たす重要な役割に焦点を当て、一般向けに20回以上のテーマフォーラムを開催した。

NEWS5 中国国慶節連休にレンタカー市場が大盛況 中心は90後・00後



 交通運輸部(省)によると、今年の国慶節(建国記念日、10月1日)連休期間には、中国のレンタカー市場が大盛況だという。北京市の同期間のレンタカー予約件数を見ると、すでに2022年同期に比べて200%以上増加しており、19年同期と比べても40%近く増加している。

 あるレンタカー企業の北京首都国際空港内のレンタルスポットでは、今年の同期間の予約件数が22年同期比300%以上、19年同期比70%以上、それぞれ増加して、過去最高を更新した。

 同部のまとめたデータを見ると、現在、90後(1990年代生まれ)と00後(2000年代生まれ)が徐々にレンタカー消費の中心的存在になり、今年のメーデー(5月1日)連休と端午節(端午の節句、今年は6月22日)連休の期間には、90後・00後のレンタカー利用者が19年同期比60%以上増加し、利用者全体に占める割合が半数を超えた。新エネルギー自動車のデザインが若者向けにファッショナブルになり、中心消費層の若者の消費習慣にぴたりとハマった。関連の統計データを見ると、現時点で、23年の中国国内の新エネルギー車レンタル予約件数は22年同期に比べて317%増加している。

NEWS6 中国国産民間輸送機の新疆におけるデモンストレーション飛行が完了



 中国の国産新型リージョナルジェット機「ARJ21(COMAC ARJ21)」がこのほど、新疆維吾爾(ウイグル)自治区の庫車(クチャ)亀茲空港から飛び立った後、烏魯木斉(ウルムチ)窩堡国際空港に到着し、最後の航空路のデモンストレーション飛行を完了させた。これにより、約1ヶ月にわたって同自治区内の空港25ヶ所において行われてきた国産民間輸送機のデモンストレーション飛行が全て無事完了した。同期間中、中国商飛公司(Comac)はARJ21を1機、ナローボディ中短距離旅客機「C919」を2機投入し、拠点ごとに、段階的に、デモンストレーション飛行を展開し、国産民間輸送機が、地形が複雑で気候が多様、天候が変わりやすく、空港が広い範囲に分散しているといった新疆の特徴に対応できることが十分に検証され、今後の同地域における国産民間輸送機の運航の基礎を築いた。

 8月24日から、ARJ21は、伊寧(イーニン)空港と庫車空港を拠点とし、新疆維吾爾自治区内の「旋回」や南部と北部の「縦断飛行」を実施。自治区内で最も長い東西線「哈密(クムル)-喀什(カシュガル)」、最も長い南北線「于田(ケリヤ)-喀納斯(カナス)」、最短の「伊寧-昭蘇(モンゴルキュレ)」線などを含む航空路184本のフライトを行った。1日当たりのフライト時間は平均9.2時間で、最長は13.5時間、合わせて276時間となった。

 9月11日から、C919は、烏魯木斉を拠点として、庫車や克拉瑪依(カラマイ)、阿勒泰(アルタイ)、喀什、伊寧など9空港に着陸した。航空路41本のフライトを行い、フライト時間は累計で64時間56分となった。これにより、新疆の航路や空港の運営環境への適応性が全面的に検証され、良好な安全性、適用性、フル稼働能力を発揮した。

 新疆は、中国において陸地面積が最大の省級行政区で、広大かつ、地形が複雑で、観光資源が豊富といった特徴がある。そのため、飛行機での移動が最も便利な移動手段となる。また、新疆は、中国において空港の数が最も多い省級行政区でもあり、「1中枢+2幹線+22支線」という空港ネットワークが形成されている。

NEWS7 三亜港に国際クルーズ全面再開後初の国際クルーズ船が入港



 香港特別行政区発のバハマ籍のクルーズ客船「名勝世界壹号(リゾートワールドワン)」がこのほど、約1800人の旅客を乗せて中国の三亜鳳凰島国際クルーズ港に入港した。今月19日に中国が国際クルーズを全面再開して以降、海南省・三亜市の港に入港した初の国際クルーズ客船となった。中央テレビ網が報じた。

 今回入港したのは「香港—三亜」冬季路線。2週に一度、香港特区から出港する。2泊3日と3泊4日の2つのプランがあり、9月から来年4月まで32回の運航を計画している。同路線の就航により、三亜と香港特区の多元化された協力・交流が促進され、クルーズ旅行業界の発展に新たな原動力が注がれると期待されている。

 「名勝世界壹号」が円滑に通関手続きを行うことができるよう、三亜の出入境検査所は連携機関との意思疎通と調整を強化し、クルーズ客船の入港・離港の時間、入境手続きをする旅客の人数などを事前に把握し、入港後の待ち時間を短くして、旅客ができるだけ長い時間三亜を観光できるよう取り組んでいる。

NEWS8 中秋節+国慶節8連休には北京から30万人以上が出入国の予想



 北京通関地の今年の出入国(境)者数がこのほど、延べ600万人を超えた。北京国境検査総所は、中秋節(旧暦8月15日、今年は9月29日)と国慶節(建国記念日、10月1日)に合わせて8連休となる9月29日から10月6日までの間、北京の通関地から出入国(境)する旅客は延べ30万人以上に達すると予測している。中央テレビニュースが報じた。

 出国(境)のピークとなるのは9月27日から29日の3日間で、その数は1日当たり約2万人に達する予想だ。うち、北京首都国際空港から出国(境)する旅客の数は延べ約1万5000人、大興国際空港から出国(境)する旅客の数は延べ約5000人の予想となっている。一方、入国(境)のピークは10月5日から7日の3日間となり、その数は1日当たり約延べ1万6000人に達する予想だ。うち、北京首都国際空港から入国(境)する旅客の数は延べ約1万2000人、大興国際空港から入国(境)する旅客の数は延べ約4000人の予想だ。

 出入国(境)のピークを迎える時期の業務を円滑に進めるべく、北京国境検査総所は8連休前に、首都国際空港の入国(境)レーンを12レーン、検査待ちエリアを1ヶ所増設した。

 大興空港の出入国検査所は、トランジット専用エリアを開設している。旅客は同じ階、同じエリアで、国際線から国内線、国内線から国際線、国際線から国際線への乗り継ぎを円滑に行うことができるようになっている。そのため、乗り継ぎのための移動する距離や時間が大幅に短縮されている。

NEWS9 上海が五輪予選のメイン開催都市に



 上海は今年2月、国際オリンピック委員会(IOC)に五輪予選(BMXフリースタイル、スケートボード、ブレイキン、スポーツクライミング)の開催を正式に申請し、6月中旬までに要求に基づき、開催に向けたすべての手続きを完了した。IOCはこのほど、上海を五輪予選メイン開催都市の一つとして正式に承認した。上海の五輪予選は2024年5月16日から19日にかけて黄浦江沿いで行われる。

NEWS10 「中国の草の都」と呼ばれる内蒙古自治区で牧草の収穫期スタート



 秋深まる9月の末となり、「中国の草の都」と呼ばれる内蒙古(内モンゴル)自治区赤峰市阿魯科爾沁(アルホルチン)旗の人工牧草栽培モデル拠点では青空が広がり、コンバインや、ロールベーラ、搬送車などが行き交っている。そして、牧畜民は、家畜が冬に食べるエサの準備を急ピッチで進める独特な景色が広がっている。内蒙古日報が報じた。

3万4000ヘクタールのムラサキウマゴヤシ畑では今年の三番刈りが終盤を迎えている。1ヘクタール当たり平均約4300キロ収穫でき、三番刈りの収穫量は合わせて13万トンに達する見込みだ。


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