銘・精選

NEWS1 中国宇宙ステーションで初めて写真展「世界から天宮を撮影」開催

 中国有人宇宙飛行プロジェクトニュース宣伝弁公室は24日、春節(旧正月、今年は1月22日)連休期間に、地球から撮影した中国の宇宙ステーション「天宮」の写真展である「世界から天宮を撮影」を、初めて中国の宇宙ステーションで開催することを明らかにした。中国新聞網が伝えた。

 2022年11月29日、展示される作品が有人宇宙船「神舟15号」で中国宇宙ステーションまで運ばれた。同船の飛行士の費俊龍氏、鄧清明氏、張陸氏の説明によると、展示される「地球から天宮を撮影」した写真は、それぞれの作者が地球から宇宙ステーションを見ることのできる一瞬を捉えたもので、独特なアングルの絶妙な構図の作品ばかりだ。

 「世界から天宮を撮影」は同弁公室や中国宇宙飛行士科学研究訓練センターなど複数の機関が共同開催するもの。広く世界から作品を募集しており、2021年11月16日に募集が始まって以降、プロの写真家、天文愛好家、宇宙事業関係者、若者・学生など、さまざまな層から作品が寄せられている。

NEWS2 孔鉉佑駐日大使、日本経済界に中国とのさらなる協力を期待



 孔鉉佑駐日大使は25日、日本の香川県を訪問中に日本の四国経済連合会(四経連)のメンバーと懇談し、中日関係と両国の経済貿易協力などについて交流を行った。在日本中国大使館ウェブサイトが伝えた。

 孔大使は、「中日は互いに隣国であり、重要な協力パートナーだ。昨年、双方は共に国交正常化50周年を記念し、両国関係の安定的改善を後押しした。両国首脳は新しい時代の要請にふさわしい建設的で安定した2国間関係の構築について重要な共通認識に至り、双方は引き続き今年の『中日平和友好条約』締結45周年という契機をつかみ、両国首脳の重要な共通認識を指針として、条約締結の価値を再確認し、友好の初心を堅持し、交流と協力を深め、両国関係を引き続き良い方向へと向かうよう促していく必要がある。中日の経済は互いの優位性で補完し合う関係にあり、近年は2国間貿易額が高いレベルを保ち、大きな強靭性と潜在力を示している。四国を含む日本の経済界が中国の発展という新たなチャンスをとらえ、両国の全方位的な幅広い分野における様々なレベルでの協力の質の向上と高度化を後押しし、より高いレベルでの協力・ウィンウィンを実現することを期待している」とした。

 出席者らは対中協力の進展状況を次々と紹介するとともに、「日中は一衣帯水の隣国であり、2000年以上にわたる友好交流の歴史があり、両国が2国間の友好関係を強化し、発展させることは互いの利益と合致する。新たな1年に中国経済がさらに安定して良い方向へと向かうことを期待しているし、またそうなることを信じている。四国経済界は引き続き日中経済貿易協力に努め、各分野における民間交流を促進し、日中友好協力のために積極的な役割を果たしていきたい」とした。

NEWS3 リアルな見た目のパンダ型ロボット「小川」登場 成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地



 四川省の成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地(以下、「パンダ基地」)内にあるジャイアントパンダ博物館にこのほど、新たな仲間としてリアルなパンダ型ロボット「小川」が加わった。世界初となるこのロボットはリアルな見た目を再現しており、多くの来場者が足を止め、ロボットとの会話を通じて、パンダに関する科学知識を学んだり、パンダの秘密に迫ったりしている。中央テレビニュースが報じた。

 インタラクティブタイプのロボットである「小川」は、制限を設けないシーンでのヒューマンコンピュータインタラクションのパラダイムやコンピュータシステムの基本行為ロジックのパラダイムといった面で、重要な進展を遂げている。人との会話や交流において、「小川」は喜怒哀楽に応じて豊かな表情を見せることができるほか、ハグするポーズをしたり、耳を動かしたり、瞬きしたりと様々な動きを見せることもできる。中国科大機器人(ロボット)実験室の陳小平主任は、「『小川』は当実験室が研究開発した最新型のマルチモダリティインタラクションシリーズのロボットで、ロボットは感情のレベルや種類を調整することで、子供たちとのより生き生きとした交流を可能にしている」と紹介している。

NEWS4 中国、春節映画の興行収入が68億元超に 史上2番目の高さ

 今月21-27日までが春節(旧正月、今年は1月22日)に合わせた7連休となった中国。映画産業に関する統計を発表している灯塔専業版の統計によると、1月28日午前6時21分の時点で、春節映画の興行収入が計68億元(1元は約19.1円)を超えて、中国の春節映画史上2番目の数字に達した。

 具体的には、「満江紅(Full River Red)」が26億9200万元に達し、「流浪地球(流転の地球)2」が22億元を超えた。27日の時点で、今年の興行収入(前売りチケットを含む)が80億元を超えて、過去最速での80億元突破となった。

 また、俳優別主演作品の累計興行収入で見ると、俳優の呉京(ウー・ジン)が主演の作品の興行収入が310億7300万、沈騰(シェン・タン)が主演の作品が279億5200万元に達していることは注目に値する。

NEWS5 2022年の中国造船竣工量、世界の47.3%占める

 中国の工業・情報化部(省)によると、2022年に中国で完成した船の載貨重量トン数(DWT)は世界の47.3%を占めた。新造船受注量は同55.2%、手持ち工事量は同49.0%をそれぞれ占めた。また標準貨物船換算トン数(CGT)で計算すると、造船竣工量は43.5%、新造船受注量は49.8%、手持ち工事量は42.8%を占めた。いずれの指標も国際市場で1位のシェアを保っている。人民日報が伝えた。

 22年に中国の造船会社で造船竣工量、新造船受注量、手持ち工事量が世界の上位10位に入ったところが6社あった。

 22年に中国の造船会社は科学技術イノベーションを引き続き強化し、その主な成果として次のようなものがある。第2の国産大型遊覧船の建造が始まった。独自設計・建設のアジアトップの大水深ジャケット「海基1号」の主体工事の洋上設置が完了した。世界初の10万トン級スマート漁業大型養殖工船「国信1号」が命名され引き渡された。中国初で世界最大の2万4千TEU(20フィート標準コンテナ換算)の積載量を持つ超大型コンテナ船が引き渡された。中国初で世界最大の液化天然ガス(LNG)輸送充填船「海洋石油301」が完成し引き渡された、などだ。

 22年、中国の船舶企業は世界における大型LNGタンカー需要の爆発的増加というチャンスをしっかりつかまえた。中国船舶工業産業協会のまとめたデータによれば、中国の船舶企業は22年に大型LNGタンカー55隻の新造船契約を結び、世界での新造船契約全体に占める割合は30%を超えて過去最高を更新した。

NEWS6 春節7連休中の中国国内旅行者が前年比23.1%増 延べ3億800万人に



 今月21-27日までが春節(旧正月、今年は1月22日)に合わせた7連休となった中国。中国文化・旅游(観光)部(省)が27日に発表した7連休中の文化・観光市場の状況によると、国内旅行者は前年同期比23.1%増の延べ3億800万人に、国内の観光収入は同30%増の3758億4300万元(1元は約19.1円)に達した。7連休中の文化・観光市場は全体的に安定し秩序が保たれていたほか、同市場が勢いよくV字回復していることが示された。新華社が報じた。

 中国旅游研究院やオンラインプラットフォームのデータを総合的に見ると、7連休中、省をまたいで移動した旅行者が前年同期に比べてかなり増加した。積極的に旅行に出かける住民が最も多かったのは上海、北京、広州などの都市だった。7連休中、最も人気だった観光ジャンルはテーマパークや避寒地、ランタンフェスティバル、スキー、温泉だった。

NEWS7 習近平国家主席がCELAC第7回サミットにビデオメッセージ


1月24日、ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体(CELAC)第7回サミットがアルゼンチンの首都ブエノスアイレスで行なわれた。中国の習近平国家主席は、同サミット議長国アルゼンチンのフェルナンデス大統領の招待に応じてビデオメッセージを送った。(撮影・李学仁)


 1月24日、ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体(CELAC)第7回サミットがアルゼンチンの首都ブエノスアイレスで行なわれた。中国の習近平国家主席は、同サミット議長国アルゼンチンのフェルナンデス大統領の招待に応じてビデオメッセージを送った。新華社が伝えた。

 習主席は、「中南米諸国とカリブ諸国は発展途上国を構成する重要な部分であり、グローバルガバナンスの積極的な参与者であり貢献者であり、CELACはすでに南南協力を推進する不可欠のパワーであり、地域の平和を守り、共同発展を促進し、地域一体化を推進するために重要な役割を果たしてきた」と指摘した。

 習主席は、「中国は一貫して中南米諸国とカリブ諸国の地域一体化プロセスを支援し、CELACとの関係を発展させることを非常に重視し、CELACを発展途上国の団結を突き固め、南南協力を推進する上での重要なパートナーと見なしてきた。まさしく、このような初心に基づいて、中国はCELACと共に、中国-CELACフォーラムの建設を絶えず強化し、中国-CELAC関係が平等、互恵、イノベーション、開放、人々への恩恵の新時代に進むよう絶えず推進する。この地域のますます多くの国が質の高い『一帯一路』(the Belt and Road)共同建設を中国と協力して推進し、グローバル発展イニシアティブとグローバル安全イニシアティブを支援しこれに参加し、中国と手を携えて中国-CELAC運命共同体を構築している」と強調した。

 また習主席は、「現在、世界は新たな変動・変革期に入り、団結協力を強化しなければ挑戦を共に迎え撃ち、時局の困難を共に克服することはできない。中国は中南米諸国及びカリブ諸国と引き続き共同で助け合い、手を取り合って共に進み、平和、発展、公平、正義、民主、自由といった全人類にとって共通の価値を発揚し、世界の平和と発展を促進し、人類運命共同体の構築を推進し、より素晴らしい未来を共に創造していきたい」と強調した。

NEWS8 陝西・西安 伝統衣装をまとって「大唐時代」の旅へ


1月24日、陝西省西安市にあるテレビドラマ「長安十二時辰」をモチーフに唐時代の市民生活を再現した没入型ブロックで、漢服をまとって観光や写真撮影を楽しむ観光客。(撮影・劉瀟)


 春節(旧正月、2023年は1月22日)連休期間中、陝西省西安市曲江新区にある人気テレビドラマ「長安十二時辰」をモチーフに、唐時代の市民生活を再現した没入型ブロックでは、観光客がピークを迎えた。唐時代の選りすぐりのグルメ、様々な手工芸、文化ムードあふれる宴会、没入型エンターテインメントなどさまざまな業態が集まるこのブロックで、大勢の観光客が伝統衣装の漢服を身にまとい、唐時代風の化粧をして、観光や写真撮影を楽しみ、大唐時代の遺風を肌で感じる旅へ出かけていた。新華網が伝えた。

NEWS9 2022年 中国貧困脱却者の平均純収入が14.3%増加



 中国国家農村振興局によると、各方面の共同の努力により、2022年には貧困脱却の難関攻略の成果がさらに突き固められ拡大発展し、大規模な再貧困化が発生しないという最低ラインがしっかりと守られ、全国の貧困を脱却した人の平均純収入が前年比14.3%増の1万4342元(1元は約19.2円)に達し、貧困脱却の基礎がさらに安定して強固なものになった。

 雇用・産業による貧困者措置がさらに効果を上げ、貧困脱却者の収入が急速に増加した。22年の貧困を脱却した県の農民の平均可処分所得および貧困脱却者の平均純収入の増加率は、全国の農民の平均レベルを上回った。

 雇用については、各地域・各関連当局は引き続き、貧困脱却者を組織・動員して出稼ぎに送り出すことと地元や近場での雇用を促進することの2方向の取り組みに力を入れた。

 産業については、貧困脱却地区の特色ある産業の発展に向けた取り組みを行ない、中央政府財政の農村振興推進関連の補助金の55%以上を貧困者を支援する産業の発展サポートに充て、こうした産業の特色に合わせた保険のカバー率が70%に達するよう主導した。

NEWS10 22年の平均可処分所得、北京と上海が8万元に迫る 浙江は初の6万元超

 中国20省・市が最近、2022年の住民1人あたり可処分所得のデータを発表した。

 上海市と北京市の住民1人あたり可処分所得は7万元(1元は約19.1円)を超え、他の省・市を大きく上回っている。統計によると、トップは上海市で、7万9610元と8万元の大台に迫っている。2位は北京市で、7万7415元だった。

 浙江省は初めて6万元の大台を突破して6万302元だった。江蘇省は4万9862元、天津市は4万8976元、広東省4万7065元と、いずれも4万5000元を上回った。福建省も4万元台で、4万3118元だった。

 2022年、中国全土の住民1人あたり可処分所得は3万6883元で、前年比での名目増減率は5.0%増だった。物価変動の影響を除いた実質ベースでは2.9%増で、経済成長とほぼ足並みを揃えている。


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