春秋時代から96代続く汪家を紹介します

 上海は連日零度前後の厳しい寒さが続いています。
 皆様お変わりありませんか?
 寒さはこれからも続くようです。どうかご自愛ください。
 ところで、私の姓は汪です。
 中国では同じ「おう」でも王という姓が圧倒的に多いです。
 上海では一番多い張に次いで二番目に多い姓だとのことです。
 中国全体ではやはり王が一番です。続いて李、張、刘となっています。
 辞書を紐解きますと汪という字は水が深く広々としているさま、広大で豊かなさまとあります。
 96代前の私の先祖は汪という姓を賜った時、汪家が未来永劫に雄大で、限りない発展を続けてほしいとの願いを込めたのかもしれません。

 汪家の出身は今の安徽省です。観光地としては黄山が有名です。お茶の名産地としてもその名を馳せています。私の先祖はこの黄山の近くの休寧県に紀元前552年に初代が汪家を名乗ったとのことです。この年は孔子が亡くなった年でもあります。当時は春秋時代の魯の国でその公子は右手に「王」の文様の手相、左手に「水」の文様の手相.をしていいたことから汪の姓を名乗ることになったと言い伝えられています。

 汪家が2500年前に始まった伝来の地を以下写真でご紹介しましょう。


黄山の山並み


休寧県付近


汪家の出身地にある一族の集会場

 さて、97代もどうして記録されてきたのかということですが中国では一般的に「家譜」というのがあります。いわゆる家系図ですね。代々の汪家一族の中から選ばれた人がその時代に生きた人々をこの家譜に記録し未来に託します。
 因みに孔子(紀元前552年9月28日‐紀元前479年3月9日)の家系図「孔子世家譜」は、世界で最も長い家系図とされ、2009年は孔子生誕2560年目にあたります。紀元前500年から現代まで記録され続けており、ギネスブックでは世界最長として登録され、記録を更新中とのことです。


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