正銘発行 2026年5月上期 「銘・精選」
NEWS1 中国の通信大手3社が「トークンプラン」を発売
中国電信(チャイナテレコム)は5月17日、Token(トークン)のパッケージプランを打ち出すと発表した。個人、開発者、法人などを対象に関連サービスを提供するという。これにより、中国移動(チャイナモバイル)、中国聯通(チャイナユニコム)、中国電信の3大キャリアがそろってトークン業務を展開することになった。
18日には、A株市場で3大キャリアの株価が軒並み上昇した。トークンは大規模AI(人工知能)モデルの情報処理における情報の最小単位を指す。
NEWS2 未来産業にフォーカスする中露博覧会 黒竜江省哈爾浜
黒竜江省哈爾浜(ハルビン)市で現在開催中の第10回中露博覧会では、未来産業が「展示ブース」から「市場」へと歩みを進めている。スマートデバイスやデジタルセキュリティ、グリーン建材、新型エネルギー貯蔵などの重点分野をカバーし、スマート製造と科学技術イノベーションのハードパワーを多角的に展示しており、同博覧会で大きな注目スポットとなっている。新華網が伝えた。
中国商務部(省)が発表した最新統計データによると、2025年において中国とロシアの貿易額は2279億ドル(1ドルは約159.0円)に達し、3年連続で2千億ドルの大台を突破した。中国は、16年連続で、ロシアにとって最大の貿易相手国の地位を維持している。今年1~4月、両国間の貿易額は前年同期比19.7%増の852億4100万ドルに達した。
NEWS3 バイクレースのネット観戦が中国人の新しい趣味に 週末に「WSBK」「張雪機車」の検索が増加
週末に緊張感と刺激に満ちたバイクレースをネット配信で観戦することが、多くの中国人の間で新たな趣味になりつつある。中国新聞網が伝えた。
百度(バイドゥ)のデータ共有プラットフォーム・百度指数によると、中国のバイクメーカー「張雪機車(ZXMOTO)」が今年3月28日に2026年スーパーバイク世界選手権(WSBK)第2戦ポルトガル大会のスーパースポーツ(SSP)クラスで初優勝して以来、レースのある週末には、「WSBK」と「張雪機車」の検索件数が目に見えて増加するようになった。
レースの当日にも、たくさんのネットユーザーが関連のライブ配信にアクセスし、張雪機車のレースの様子が微博(ウェイボー)や動画サイト「bilibili」(ビリビリ)の検索トレンドにたびたび登場し、ショート動画共有アプリ「抖音(中国版TikTok)」やショート動画・ライブ配信アプリ「快手」で検索トレンド入りしている。
張雪機車のライダーとして優勝したバレンティン・デビス選手もたくさんのファンを獲得し、5月17日午前10時前後には、同選手の抖音アカウントのフォロワー数は119万人を超え、ビリビリのフォロワー数も20万人を超えた。
NEWS4 中国国産の光ファイバー・光ケーブル 世界から注文が続々
今年第1四半期(1-3月)には、中国の貿易が力強いスタートを切り、前年同期比で15%増加して、四半期の増加率として約5年ぶりの高水準を記録した。輸出の構造が新しい製品、優れた製品へと向かい、新しい人気輸出商品が数多く登場した。光ファイバー・光ケーブルと光モジュールの関連製品の中には、1-3月の輸出量の前年同期比増加率が2桁を超えたものがいくつかあり、輸出の受注が2028年までいっぱいという企業も多い。
江蘇省南通市にある光ファイバー製品メーカーでは、5月初めまでの1年間に、特殊光ファイバー製品(G.657.A2光ファイバー)の出荷価格が10倍以上値上がりし、供給が需要に追いつかない状況だ。受注は前年同期から4倍増加しており、工場の生産能力を確保して納品を確実にするには、事前に保証金を支払わなければならないという。
米国、欧州、中東、東南アジアなどの地域や国で、演算能力センターの建設が大規模に進められているため、大きく曲げても影響が出にくく、高速・安定・低損失率でデータを伝送できる特殊光ファイバーは市場で引っ張りだこの人気製品となっている。
業界内の統計によれば、2026年に海外で新たに建設された演算能力センターの年間投資額は4兆2000億元(1元は約23.4円)に上り、中国国内の光ケーブルメーカーの多くが海外での事業展開を加速させている。
今年2月、中国の光ファイバー製品の輸出量は前年同期比63.6%増の3779.9トン、輸出額は同126.8%増の7億9000万元だった。同時に、光信号の変換を担う光モジュールの輸出規模も増加を続け、今年1-3月期の輸出量は同約30%増加した。
光モジュールは、演算能力センターが光と電気の信号変換やデータ伝送を行うためのコア部品だ。1.6T光モジュールは1秒間に2GBサイズの高解像度映画95本を伝送することができ、販売価格は1個約1000ドル(1ドルは約159.0円)。1.6T光モジュールだけで北米市場の需要は200億ドルを超えており、これに他地域の需要を合わせると、2026年の光モジュール市場需要は300億ドルを大幅に上回ると予想される。
光ファイバー・光ケーブルや光モジュールが世界的に非常によく売れているという現象は、本質的に見ればAI(人工知能)の演算能力革命がもたらした歴史的なチャンスだ。グローバル演算能力センターが相次いで設立され、帯域幅の需要が指数関数的に増加したことで、中国の光通信は世界の舞台の中央に躍り出た。中国企業は世界の光モジュールのシェアで70%以上を占め、光ファイバーのシェアで60%を占めるとともに、中空コア光ファイバー、高速光モジュール、さらにはスーパーインターコネクションモジュールといった先端の競争分野でもその歩みを加速させている。
NEWS5 中米経済貿易協議の初期成果について商務部報道官が説明
商務部(省)の報道官は5月16日、中米経済貿易協議の初期成果について、記者からの質問に答えた。
【記者】5月14日、中米両国首脳が会談を行い、中米経済貿易代表団が全体的にバランスの取れた前向きな成果に達したことが発表された。経済貿易協議の成果について、商務部からさらに詳しい説明をお願いしたい。
【商務部報道官】中米両国首脳が北京で会談を行い、経済貿易問題について踏み込んだ議論を行い、両国経済貿易関係の発展のために方向性をより一層明確に指し示し、戦略的指針を示した。
5月13日、中米経済貿易代表団が韓国で経済貿易協議を行い、両国首脳会談のために経済貿易分野の準備を行った。協議の中で、双方は両国首脳が達した重要な共通認識を指針とし、相互尊重、平和共存、協力・ウィンウィンの原則を堅持しながら、互いに関心のある経済貿易問題の解決と実務協力のさらなる拡大について、率直かつ踏み込んだ、非常に建設的な意見交換と協議を行った。その後、双方は成果の具体的な内容について緊密に協議を行い、前向きな共通認識に到達した。
現在、双方が経済貿易分野における初期段階の成果には主に次の5つがある。
(1)双方は引き続きこれまでの協議の成果を着実に実施するとともに、関税に関わる計画や取り組みについて前向きな共通認識を形成していく。
(2)双方は、貿易理事会、投資理事会を設立し、双方の貿易投資分野におけるそれぞれの関心事項について議論していくことで合意した。双方は今後、貿易理事会を通じて製品の関税引き下げなどの問題を議論し、それぞれが関心を寄せる製品について原則として同規模の関税引き下げを図ることに合意した。
(3)双方は今後、一部の農産品の非関税障壁問題と市場参入問題を解決する、或いは実質的に解決を推進する。米国側は、乳製品と水産品の自動差し止め、培養土付き盆栽の対米輸出、山東省の鳥インフルエンザ非発生地域認定など、中国側の長期にわたる関心事項の解決を積極的に推進する。中国側も、牛肉関連施設の登録、一部の州からの家禽肉の対中輸出など、米国側の関心事項の解決を積極的に推進する。
(4)双方は、一定範囲の製品における関税相互引き下げなどの措置を通じて、農産品などを含む各分野における双方向貿易の拡大を推進することで合意した。
(5)双方は、中国による米国の航空機購入、米国による航空機のエンジンや部品の中国への供給確保など、航空機関連分野で合意に達し、引き続き関連分野での協力を推進することで合意した。
中米経済貿易協議が前向きな成果を上げたことは、双方が相互尊重、平等互恵の精神を堅持し、対話と協力を進めることで、問題の解決に至る方法を見いだせることを物語る。双方は現在も引き続き関連成果の細部について協議を進めている。双方の経済貿易代表団は今後、両国首脳が確定した共通認識を方向性として、できるだけ早く成果を固め、共同で着実に実施し、今後の中米経済貿易協力と世界経済のためにより多くの確実性と安定性をもたらしていく。
NEWS6 W杯2026開幕控え、義烏にグッズ注文が殺到
あと1ヶ月足らずで、米国・カナダ・メキシコ3ヶ国共催のFIFAワールドカップ2026が開幕する。開幕を前に、「世界のスーパーマーケット」の異名を取る中国浙江省の義烏市もまた、しばしば検索トレンド入りするようになった。
2002年に日本と韓国が共同開催したW杯から2022年に中東のカタールで行われたW杯に至る歴代大会だけでなく、まもなく開催される北米3ヶ国共催W杯に至るまで、熱く盛り上がる数々のシーンには常に義烏で製造されたイベント関連グッズの姿がある。
義烏にグッズの注文が殺到するのはなぜか。
■「話題をキャッチしてニーズに対応する」市場の反応の速さ
少し前、つばの部分が日差しを遮る手のデザインになったサンバイザーがネットで話題になり、ネットユーザーから「片手バイザー」と名付けられた。すると、誰も予想しなかったことが起こった。この帽子が午前中にネット中で話題になると、義烏の企業が午後にはサンプルを完成させて量産をスタート。それだけでなく、「両手バイザー」や、「蘭花指」という中国伝統劇の女性の美しい指の仕草を模した「蘭花指バイザー」などのバリエーションも次々に開発し、その日のうちに海外に出荷したのだ。
NEWS7 花から生まれた百億元産業 世界に香る広西横州のジャスミン
広西壮(チワン)族自治区の横州市は「世界のジャスミンの都」と呼ばれ、世界のジャスミンの花10輪のうち6輪は横州産だ。
横州市校椅鎮石井村の花農家の梁小蘭さんは、「今ではジャスミン栽培は以前とは大きく様変わりした。デジタルプラットフォームのおかげでとても助かっている。うちでは約4ムー(1ムーは約6.67アール)のジャスミンを栽培しているが、『デジタルジャスミン』ミニプログラムを通じて、花の価格をリアルタイムでチェックしたり、病害虫を識別したりできる。コードをスキャンするだけで水やりも施肥もできるし、とても便利になった」と話した。
栽培地から加工現場まで、ジャスミンの産業チェーン全体にわたりデジタル技術が活躍している。観光農園の中華茉莉園を訪れると、ジャスミンの花の爽やかな香りに包まれる。ジャスミン畑では、中国移動(チャイナモバイル)がネットワーク面のサポートを提供し、モノのインターネット(IoT)技術を利用したセンサー、人工知能(AI)を活用した生産状況測定カメラにより、畑の品質をリアルタイムでモニタリングしている。「デジタルジャスミン」プラットフォームに登録する花農家はすでに10万人を超えた。
ジャスミンの取引市場には、収穫されたばかりの新鮮なジャスミンが整然と並んでいる。花農家はスマート取引システムを利用して、花の重さを量り、コードをスキャンし、代金を受け取り、全てのプロセスが効率よくスピーディーに進行する。袋に入った真っ白なジャスミンはこの後、各地の加工工場へ送られる。
加工プロセスでは、科学技術によってジャスミンは余すところなく利用される。広西の無形文化遺産代表的継承者である謝大高さんが設立した南方茶工場では、独自開発の高効率で花を利用する装置が稼働し、「1つの花に3つの用途」モデルによってジャスミン茶、エッセンスオイル、ドライフラワーを生産し、ジャスミン生花の利用率はかつての30%から40%に上昇し、さらに現在は100%へと向上した。
横州は数十年にわたる発展期を経て、今や世界の最も代表的なジャスミン栽培・加工地となり、世界のジャスミン・ジャスミン茶生産の中心になった。
NEWS8 日系企業は撤退、中国企業は進出 韓国自動車市場で進む構造変化
日系自動車ブランドが相次いで韓国事業を縮小するにつれ、これまで現地ブランドと欧米ブランドが主導していた韓国の自動車市場では、中国自動車メーカーの進出ペースが加速し、構造再構築の時期を迎えている。
2020年に日産自動車が他社に先駆けて韓国市場から撤退したのに続き、ホンダもこのほど、2026年末をめどに韓国での完成車販売事業を終了することを明らかにした。ロイター社の報道では、日本2位の自動車メーカーであるホンダは、2025年の韓国での完成車販売台数が前年比で20%以上減少し、2000台に届かなかった。韓国の英字新聞「コリアタイムス」の論評は、こうした動きは韓国市場における日系ブランドの存在感をさらに薄くすることになるとの見方を示した。現時点で、トヨタと同社の展開する高級車ブランドのレクサスは販売チャンネルを維持しているものの、かつて韓国市場で重要な位置を占めていた日系メーカーの陣営は縮小を続けているという。
韓国メディアの間では、日系メーカーの韓国事業縮小の原因は、製品構造と市場トレンドのずれにあるとの見方が一般的だ。韓国自動車業界の分析では、日系メーカーは長期にわたりガソリン車とハイブリッド技術の路線に固執し、電動化へのモデル転換戦略が出遅れた。これはホンダに韓国市場からの撤退を決意させた重要な誘因でもある。
韓国自動車市場の環境は大きな変革を遂げようとしている。韓国紙「東亜日報」が引用したデータを見ると、韓国の電気自動車(EV)の累計登録台数はすでに100万台を突破し、2026年1-4月の新規登録台数は10万台を超えており、EVは全面的普及の段階に入っている。これに地政学的な情勢による国際原油価格の高騰が加わって、市場ではEVニーズがさらに拡大した。韓国輸入自動車協会(KAIDA)が7日に発表したデータによれば、4月の韓国での輸入乗用車の新規登録台数は3万3993台で、そのうちEVが1万8319台で53.9%を占めた。韓国の「亜洲経済日報」は、「自動車2台のうち1台がEVだ」と報じた。
日系ブランドの縮小と鮮明な対照をなすのは中国メーカーで、電動化を契機として韓国での事業展開を持続的に加速させている。「コリアタイムス」は、「中国EVメーカーは韓国市場での存在感を加速度的に高めており、日系メーカー撤退後の空白を埋めている」と伝えた。
香港特別行政区で発行される英字新聞「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト」は、業界の機関がまとめた統計データを引用しながら、「2026年第1四半期(1-3月)に、中国で製造されたEVの韓国での販売台数は前年同期比286.1%増と大幅に増加し、2万5000台に達した。市場シェアも2022年の4.7%から25年の33.9%に大幅上昇した。これと同時に、韓国現地EVメーカーの市場シェアは75%から57.2%に低下し、業界の競争の構図に変化が生じている」と伝えた。
ある分析によると、欧米市場に比べて、韓国市場は中国製EVに対する貿易障壁が低いという。しかし、これまで中国から韓国に輸出されたEVはバスをはじめとする商用車が中心で、乗用車分野ではヒョンデなど現地メーカーの主導的地位を揺るがすことができなかった。中国メーカーの製品品質が向上し、価格優位性が明らかになるにつれ、業界には、「中国自動車ブランドの韓国市場での競争力が高まり続けている」との見方が広がっている。自動車産業専門家の賈新光氏は、「市場の一般的な予測によれば、今年はメイド・イン・チャイナのEVの韓国市場シェアが40%を突破する可能性がある」と述べた。
NEWS9 中国商務部「米国と共に『協力リスト』項目を増やしていく」 中米経済貿易協議
商務部(省)の何詠前報道官は14日に行われた定例記者会見で、「今後、中国は米国とともに、平等、尊重、互恵の原則に基づいて、『協力リスト』の項目を絶えず増やし、『問題リスト』の項目を絶えず減らし、中米経済貿易関係の健全で安定的かつ持続可能な発展を推進していきたい」と述べた。
【記者】中米はこのほど、韓国・ソウルで経済貿易協議を開催した。今回の協議は主にどの分野について集中的に行われたのか。これから二国間の経済貿易関係の健全かつ安定的な発展をどのように促進するか。米国のトランプ大統領が中国を訪問中だが、中米はどのような合意に達する可能性があるだろうか。
【何報道官】現地時間の5月13日、中米経済貿易協議の中国側代表を務める国務院の何立峰副総理と、米国側代表であるベッセント財務長官が韓国で経済貿易協議を行った。双方は両国首脳が達した重要な共通認識を指針とし、相互尊重、平和共存、協力・ウィンウィンの原則を堅持しながら、互いに関心のある経済貿易問題の解決と実務協力のさらなる拡大について、率直かつ踏み込んだ、建設的な意見交換を行った。
NEWS10 4月の中国先端分野投資が力強さ示す
国家発展改革委員会国家情報センターによると、高頻度データ分析の結果、2026年4月には、中国の先端分野への投資が力強さを示し、デジタルインフラへの投資が急速に活発になり、人工知能(AI)をはじめとする分野の資本誘致力が突出していたことがわかった。同月のAIや人型ロボットなどの分野への資本投資額は前年同期比で175.2%増加し、データ、演算能力、ネットワークなどの分野におけるインフラプロジェクトの落札金額は同61.7%増加した。人民日報が伝えた。
消費を見ると、同月にはオフライン消費の決済金額が同1.7%増加し、商品消費は同2.7%増加した。貿易では、同月の主要港湾における貨物輸送船の出港時積載量は同42.1%増加し、増加率は3月から41.7ポイント上昇した。工業では、同月の工業パークの生産活況指数は同0.6%上昇した。







