セミナーのご報告
2021年4月、正銘は上海、蘇州、南通、無錫、昆山等の五つ会場で「中国で持続的に経営する管理体制」 についてのセミナーを開催した、そのタイトルは《中国で質の高い発展を望む時代の日系企業の管理体制---政府から便利な制度を享受し、同時にリスク回避するポイント》である。
国際経済情勢の変化に伴い、中国も企業に対しての管理方法について改革を深めている。その方針に従い、各管理部門税関、 税務局、外貨管理局は絶えず新ルールを打ち出している。手続きの簡素化、サービスの最適化などの改革メカニズムは、事前審査から事後監督への転換に重点を置いていた。 企業は輸出入の通関便利化、税務上の減税、減額優遇、外貨業務の利便化を享受するとともに、通関リスク、税務リスク、外貨リスクな各種のリスクが増えている。特に税関、税務、商務部、市場監督管理、外貨管理などの管理部門が共同賞罰を展開する趨勢において、企業の通関コンプライアンス、税務コンプライアンス、外国為替規準も新たな局面に直面している。今回のセミナーでは企業が各制度の便利さを享受するとともに、リスク回避の管理ポイントについて説明する。
今回セミナーは商社、物流会社、製造工場の総経理、副総経理、物流部署責任者、財務責任者に向けのものである。新型コロナの禍で会場の定員が限られるために、申し込みの情報を公布したとたん、関連する会社の申し込みが殺到していた。
正銘の総経理汪暘は4月13日の午後2時に蘇州会場でセミナーを開催していた。約20社の日系企業は会場に入り、セミナーを聞いていた。
質疑応答の段階で各企業の話し合いを促進するため、南通会場では円卓会議形式のセミナーが行われていた。質疑応答では、参加者皆は自分の疑問点を提出し、正銘は積極的に対応していた。
今回のセミナーについて、三つの点を分けている。
1、企業が享受できる便利な制度
2、何故リスクを生じるのか
3、そのリスクの回避と対応ポイント
総経理は上記ような三つの点から着手する。まず、行政部門、税務署、外国為替管理、税関などの関連部門が企業にもたらす便利な制度に言及した。そして、便利な制度がもたらすリスクを、国と政府のマクロな視点から説明し、リスクの発生要因を説明した。最後に企業の立場に立って、そのリスクへの取り組みや態度を詳しく説明した。
二時間近くのセミナーで、総経理は各企業の参加者に講義の内容を徹底的に学んでもらい、企業に合ったパワーポイント資料を作成して、できるだけ重要な部分を伝えるようにした。
今回セミナー今回のセミナーが無事終了したのは、各企業の支援のおかげだ。その後、正銘も相次いでセミナーを開催する予定であり、困惑している企業にも役立つことを期待している。
(了)