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龍岩市についての紹介~

皆さん
お元気ですか?

 今週からは、いよいよ正式に2018年入になりますね(旧暦的に)。
 先週のブログが予告しました通り、今日は、私の故郷である、
 福建省龍岩市を紹介したいと思います!
 
 福建省といえば、日本人の皆さんは最初に思いついたのは、烏龍茶でしょうか、確かに福建省は中国随一の烏龍茶産地として、世界的にも有名です。日本に留学する頃、コンビニに置いてある烏龍茶ドリンクのラベルにも、「100%福建省茶葉使用」という文字がありますね、や、さすがに世界有名な福建烏龍茶といったところですね。

 しかしながら、福建省の烏龍茶の中に一番有名な「大紅袍」は武夷(ぶい)山の産物であり、私の故郷龍岩市ではありません。
 龍岩市は中国全体においても、すごく若い地級市です、1997年で初めて級市として承認され、もとの龍岩地区から龍岩市になりました。これは私が生まれた二年後のことですので、故郷である市は、私よりも若いということです。
 龍岩市は中国国内の地級市の中に唯一、龍という字が使用されている市です。
 市の全体面積から見ると、上海市よりも広いとのことですが、実際のところ、龍岩市の下には7つの区域に分けられ(区二つ、県四つ、県級市一つ)市の中心部である新羅区だけが、現地人から龍岩と呼ばれ、その他の区域のではそれぞれ地方の名称を使って呼ばれています。つまり、龍岩市に行けば、「龍岩」という単語は単に新羅区に意味するだけです。「龍岩人」というのも「新羅区」で生まれた人とのことです。
 
 また、福建省の西にあるため、私の故郷である龍岩の方言はめちゃくちゃ複雑です、複雑と言っても、そもそも福建省は中国全国においても一番方言が複雑な省であるが、龍岩市はその中でも特に複雑な方言状況を有する市です。龍岩市の中には、閩南語である「龍岩話」、「ショウ(章の左にシ)平話」、客家語である「長汀話」、「武平話」、「連城話」、「上杭話」と少数民族の言語である「シャ語」が使われています。その中に同じ客家語である方言はそれぞれ意味はある程度通じています、閩南語である「龍岩話」と「ショウ平話」もある程度通じていますが、客家語と閩南語では全く通じません。

 しかし、こういった方言区に生まれた私では、全然、方言ができません。
 このおかげて、私の標準語は福建省出身者において、珍しく、正確な発音をしています。
 これぞまさに、「人間万事塞翁が馬」といったことですね。
 では、また来週でお会いしましょう~

リョウ


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